就職や友人の事故などの影響で、山から離れた私ですが、自然の中で遊びたくて、海の遊びにトライしたくなり、ウインドサーフイン等を2年熱中してた1986年夏のある日、ダイバーの友人から海辺のキャンプに誘われたのがきっかけで、ダイビングを始めました。当時は当然の様にセルフダイビングで、友人達も皆んながタンクを2本以上持っていました。
経緯の詳細はなが~くなるので、またの機会にしますが、いきなりモグリのダイバーに成りました(一応、プールで全スキルを見様見真似でやらされて、最後は、ペールアウト?や、ウエイト巻いての立ち泳ぎまでやらされました。まぁ、元山屋のお前は、パニックで死なんやろ!と・・・)。
その2年後、約50本位友人達と潜ったあと、沖縄に行きたい!⇒Cカードを取らないと!となって、器材一式代と講習代うん十万円を握りしめて、当時吹田に有った、DACダイバース江坂店に駆け込み、正式に講習を受けてCカードを貰ったのでした。
最初の頃は、生物より浮遊感や、水中世界の光景を味わうのが好きでしたし、非日常感も大好きでした。
丁度その頃、悲しい事故が起こりました。知人がエントリー後の水面移動中に波に翻弄させられ溺れました。実は私はこの事故の数時間前にその場にいました。海況が悪かったので、諦めて潜らずに温泉に移動していました。海の経験は大したこと有りませんでしたが、なんだか嫌な感じ(波が上がりそう)だったので、エントリーをやめていました。知人は、彼女と来た手前きっと絶対潜りかったのでしょうが、波にもまれて、岩場にたたきつけれれて、マスクがはずれ・・・と言うことらしいです。
そう、ダイビングは自然相手の活動なのです。レジャーとは言え山と同じです。トレーニングと準備そして経験が必要です。
マスクをおでこにあげる、スノーケルを着けないなど、沢山のダイバーがしていますが、私が講習でそれらを嫌うのは、この経験からなのです。
しかし、自然と遊ぶ事はとても楽しいです。日常を忘れることが出来、リフレッシュ出来ますし、知らない生物を知ることもできます。前職は凄くハードワークでしたが、ダイビングが無ければ精神的に大変なことになっていたと思います。
Cカードを取得後、座間味の浜さんはじめ、沖縄離島やパリ、インドネシア、UAE、モルディブ、オマーン、セイシェルetc、色んなところを約10年間潜りまわりました。
同じ海を何度も潜っても、同じ様子は一度たり有りません。また、海を通じて多くの素敵な人々に出会う事が出来ます。職業や国籍の違う、ただダイビングが大好きな、自然が大好きな人々です。
だから、30年近く海に潜っています。